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新種肉食哺乳類の化石発見=4200万年前、牙が発達か―米国


 米カリフォルニア州南部の約4200万年前(始新世半ば)の地層から、現代のオオヤマネコぐらいの大きさだったと推定される肉食哺乳類の下顎の骨や歯の化石が見つかった。サンディエゴ自然史博物館とアリゾナ大の研究チームが新属新種に分類し、2日までに国際科学誌「ピアJ」に発表した。上顎は発見されていないが、牙(犬歯)が発達していたとみられ、下顎がうまくかみ合わさる形状をしている。  発見場所は約4200万年前には温暖で雨が多い森林で、この新種は木登りを得意とし、霊長類や草食動物を捕らえていたとみられる。白亜紀末に恐竜が絶滅してから約2400万年後に当たり、肉食に特化して牙を発達させた最初の哺乳類グループの一種だという。  化石の発見は30年以上前だが、最近の調査で肉食哺乳類のオキシエナ科と判明した。学名は発見地のサンディエゴ郡や著名な古生物学者の名前から「ディエゴアエルルス・バンバルケンバーグハエ」と名付けられた。哺乳類の進化史上、牙が発達した種は繰り返し出現したが、気候変動などで環境が変化して獲物が少なくなると適応できなかったと考えられ、いずれも絶滅した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕米カリフォルニア州の約4200万年前の地層から見つかった化石に基づく新種肉食哺乳類の想像図。牙が発達していたとみられる。(サンディエゴ自然史博物館提供)
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