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「結果見えた」選挙、準備淡々=トップ選まで1週間―香港


 【香港時事】香港政府トップを決める5月8日の行政長官選挙まで1週間となった。中国が認めた「唯一の候補者」である前政務官の李家超氏(64)の当選は確実だ。結果の見えている選挙への市民の関心は低く、李氏陣営は淡々と新政権立ち上げの準備を進めている。  行政長官は一般市民の直接選挙ではなく、親中派から成る約1500人の選挙委員会の投票で選ばれる。李氏は圧倒的多数の支持票獲得で当選するとみられ、7月1日の香港返還記念日に長官に就任する見通しだ。  前回選挙では、現職の林鄭月娥氏以外に、民主派にも人気の対立候補がおり、選挙活動も熱を帯びたが、今回、市民は「投票日がいつかも覚えていない」(30代女性)と苦笑する。  中国側が一部の選挙委員に「李氏支持」の方針を伝えたのは4月上旬とされ、李氏は短期間で候補者としての体裁を整える必要があった。出馬表明後の李氏は選挙委員と連携を強める一方、市民へのアプローチは乏しく、マニフェスト(政権公約)は、投票日まで10日を切った4月29日に発表された。住宅問題解消などを中心に据えたが、急ごしらえの感は否めず、政治手腕は未知数だ。  反政府デモが頻発した2019年に保安局長を務めていた李氏は、民主派摘発を主導したことで知られる。市民の不信感はいまだ根強く、「林鄭時代以上に社会統制が強まる」との声も上がっている。 【時事通信社】 〔写真説明〕香港の市街地に掲げられた李家超氏の横断幕=29日、香港・香港島
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