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打ち付ける白波、横一線に漁船=船体発見の「いずしま」も―捜索続く知床沖上空・北海道


 切り立った崖に打ち付ける白波、横一線に並ぶ漁船。26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」の遭難事故で、捜索活動が続く北海道・知床半島上空を29日、小型機で飛んだ。広範囲に漁船などの船舶やヘリコプターが展開し、船が消息を絶った現場付近では、船体を発見した自衛隊の艦艇も確認できた。  薄曇りとなった午前9時ごろ。カズワンの連絡が途絶えた同半島西側の「カシュニの滝」付近では、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」がゆっくりと航行していた。灰色の船体の数キロ先には、より大型の海上保安庁の測量船「天洋」の白い姿も見えた。いずしまはこの直後から水中カメラによる調査を行い、約2時間後に水深約120メートルの海底で船体を発見した。  他の船舶は、カズワンの運航ルートだった半島西側の海岸沿いや、その沖合で多く確認できた。28日に3人が発見された半島東側の海域や、北方領土・国後島を臨む沖合でも複数の船が見えた。海保のヘリコプターは、できる限り海に近づくためか、高度を下げて飛行。西側の沿岸から半島を横切る形で東に向かった。  3日ぶりに捜索活動に参加した地元ウトロ漁業協同組合の漁船は、9隻が横一列に並んで航行。半島西側から知床岬に向かい、東側に移動していた。  現場付近の海岸沿いは、岩山から続く切り立った崖が入り組んだ複雑な地形で、波がしぶきを上げて打ち付けていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が消息を絶ったとされる「カシュニの滝」周辺の海域を捜索する海上自衛隊の掃海艇「いずしま」=29日午前 〔写真説明〕捜索を終え、帰港した漁船=29日午後、北海道斜里町
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