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「平和の使者」道険し=ロシア、ウクライナ歴訪―国連総長


 【ニューヨーク時事】ロシアのウクライナ侵攻開始から2カ月が経過し、国連のグテレス事務総長が自ら仲介に乗り出した。自身を「平和の使者」と呼び、モスクワ、キーウ(キエフ)を歴訪。両国首脳をつなぐ懸け橋を目指すが、その道は険しい。  グテレス氏は26日、侵攻後初めてプーチン大統領と面会。1対1の会談だったが、用意されたのは、巨大なテーブルを挟んでプーチン氏と遠く離れた席だった。  国連によると、協議は約2時間続いた。プーチン氏からは、ロシア軍の包囲攻撃が続くウクライナ南東部マリウポリの製鉄所に関し、民間人避難に国連と赤十字国際委員会(ICRC)が関与するという案への原則合意を引き出した。ただ、訪問前に呼び掛けていた人道目的の停戦への合意は得られなかった。  また、製鉄所からの退避実現には不透明感が漂う。インタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は27日、「この分野での具体的な合意はない」と主張。ハク事務総長副報道官も同日「現場レベルの詳細な合意となるよう試みている。数日間の準備が必要だ」との認識を示した。  こうしたプーチン氏との「原則合意」を手にウクライナ入りしたグテレス氏は28日、ゼレンスキー大統領と対面。ゼレンスキー氏は、ロシアに対して行動が取れずにいる国連にいら立ちを募らせており、侵攻後公になっている電話会談は2月の1回のみ。グテレス氏が和平実現の仲介役を果たすには、まずは信頼醸成が不可欠と言えそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領(左)と会談する国連のグテレス事務総長=26日、モスクワ(AFP時事)
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