米自動車２社、販売減＝半導体不足響く―１～３月期

　【ニューヨーク時事】米自動車大手２社の２０２２年１～３月期決算が２７日、出そろった。半導体不足などのサプライチェーン（部品供給網）の制約が響き、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、フォード・モーターとも世界販売台数が前年同期を下回った。 　ＧＭの販売台数は前年同期比１８．２％減の約１４３万台。販売価格が上昇したため、売上高は３６０億ドル（約４兆６０００億円）と、１０．８％の増収を確保した。ただ、原材料費などがかさんだ結果、純利益は２．７％減の２９億３９００万ドルだった。 　フォードは販売台数が９．０％減の約９７万台で、売上高は４．８％減の３４５億ドル。出資先の米電気自動車（ＥＶ）メーカー、リビアン・オートモーティブの株価が下落した影響で、純損益は３１億１０００万ドルの赤字（前年同期は３２億６２００万ドルの黒字）となった。　【時事通信社】