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捜索専念「早く発見を」=知床のサケ漁師―観光船事故・北海道


 「早く見つけてあげたい」。北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船が遭難した事故は、27日で発生から5日目を迎えるが、なお15人が安否不明となっている。地元のサケ漁師らは5月に始まる春漁の準備を後回しにして捜索に当たる。  北海道斜里町の男性漁師(64)は事故の発生翌日から捜索活動に加わる。同町は「サケの漁獲量日本一」(町水産振興会)で知られる漁業の町。男性によると、春の定置網漁の仕込みは通常、ゴールデンウイーク前に終えるが、今年はまだ手付かずだ。「やっぱり地元だから、(乗客)家族のことを考えると捜してあげたい」。漁の準備より不明者の発見に力を尽くす。  男性は26日早朝、漁師仲間50~60人と漁船7隻で現場海域に出た。「何か手掛かりはないか」と、この日は漁船を岸に着け、海岸線を歩きながら不明者を捜した。ただ、昼すぎから海上の風が強まり帰港。進展はなかった。  27、28日は天候悪化が予想され、捜索活動の手伝いを中断する予定。それでも地元漁師の「みんな早く見つかって」との思いは強く、天候回復を待って再び海に出るという。 (了)【時事通信社】
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