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光市母子殺害、第2次再審請求棄却=死刑囚側は異議申し立て―広島高裁


 山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件で、殺人などの罪で死刑が確定した大月(旧姓福田)孝行死刑囚(41)の第2次再審請求について、広島高裁(伊名波宏仁裁判長)が今年3月末に退ける決定をしていたことが25日、分かった。死刑囚側は決定を不服として、同高裁に異議を申し立てた。  伊名波裁判長は3月31日付の決定で、死刑囚側が新たな証拠として提出した報告書など9点について、「確定判決の犯罪事実の認定に合理的な疑いを生じさせ得るものではない」と指摘した。   大月死刑囚は2012年に死刑が確定。第1次再審請求では、最高裁まで争ったが認められず、20年に2度目の請求をしていた。  確定判決によると、大月死刑囚は99年4月、光市のアパートで、住人の本村弥生さん=当時(23)=と長女夕夏ちゃん=同11カ月=を絞殺するなどした。(了)【時事通信社】
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