ウクライナ、追加支援要請へ＝大統領がＩＭＦに、首相は週内訪米

　【ワシントン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は１７日、同国に対する資金支援をめぐり、国際通貨基金（ＩＭＦ）のゲオルギエワ専務理事と協議したとツイッターで明らかにした。週内にシュミハリ首相らを米首都ワシントンに派遣。ウクライナ政権幹部はＩＭＦや世界銀行が開く会議に出席し、ロシアによる軍事侵攻で打撃を受けた経済の立て直しに向け、国際機関や西側諸国に追加支援を要請する。 　ゼレンスキー大統領はＩＭＦトップとの協議で「ウクライナの財政の安定性確保と戦後復興の準備について話し合った」と投稿。シュミハリ首相も米ＡＢＣテレビの番組で「戦争でウクライナは毎月約５０億ドル（約６３２０億円）の赤字が発生している」と苦しい財政事情を訴えた。 　ロシアによる侵攻後、ウクライナ政権幹部のワシントン訪問は初めて。世銀がウクライナに関して２１日に主催する円卓会議などに参加する。２０日にワシントンで開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議にウクライナ代表が出席する可能性もありそうだ。　【時事通信社】