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独首相、4月末の初来日調整=ウクライナ問題などで連携へ


 【ベルリン時事】ドイツのショルツ首相が4月末に、就任後初めて日本を訪問する方向で調整を進めていることが8日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。詳細な会談の日程などは未定だが、ウクライナ問題や対ロシア制裁について協議するとともに、インド太平洋地域での連携強化を図るとみられる。  ドイツはメルケル前政権時代に中国と良好な関係を築いていたが、近年は中国の覇権主義への警戒感が高まっている。ショルツ氏は昨年12月の就任直後から「価値の外交」を前面に押し出し、インド太平洋地域の民主主義国である日本やオーストラリア、シンガポール、韓国などとの連携を強める方針を示してきた。ロシア軍のウクライナ侵攻で、民主主義国との協力を一段と重視しているもようだ。  ドイツは昨年、日本を含むインド太平洋に海軍のフリゲート艦「バイエルン」を派遣し、日本で自衛隊と共同訓練を実施。朝鮮半島近海で北朝鮮船舶が洋上で物資を積み替える「瀬取り」の監視活動にも参加した。  今年は空軍の戦闘機を日豪などに派遣することを検討。安全保障面での協力を継続する姿勢を示す狙いがあるとみられる。 【時事通信社】 〔写真説明〕ドイツのショルツ首相=7日、ベルリン(AFP時事)
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