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「反省」も詳細語らず=声荒らげ反論も―公判での田中英寿被告


 日本大学前理事長の田中英寿被告(75)は公判で、脱税の罪を認め「反省している」と繰り返した。ただ、事件への言及は最小限にとどまり、リベート提供元との関係性など詳細は触れずじまい。納税意識の欠如を指摘されると、声を荒らげて反論する場面もあった。  2月の初公判の罪状認否では「争う気はありません」ときっぱりと起訴内容を認めた。しかし、被告人質問では極端に口数が少なくなった。取引業者から提供された現金の額や場面なども、弁護側が質問内容に盛り込み、田中被告は「はい」と答えるばかりだった。  所得申告しなかった理由も、自身で具体的に説明することはなかった。弁護側から「申告額が1億円を超えるとマスコミに騒がれるからか。一度もらったものは返しにくかったか」と問われ、「その通り」とだけ述べた。  投げやりとも取れる態度も目立った。過去に申告漏れを指摘されながら脱税で逮捕されたことの認識を検察側から問われると、「まあ、結果その通りじゃないですか」。「納税は国民の義務。意識が足りなかったのでは」と畳み掛けられると「ずっと真面目にやってきましたよ」と、語気を強めて反論した。  長年トップとして君臨した日大に対しては、被告人質問で「発展を願っているだけで、関係を持ちたくありません」とだけ答えた。ただ、最終意見陳述では「世間を騒がせ申し訳ない。日大の学生らに無用な不安を感じさせ、深く反省している」と謝罪した。(了)【時事通信社】
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