侵攻犠牲者に黙とう＝ウクライナ出身女優が支援呼びかけ―米アカデミー賞

　【ロサンゼルス時事】米ロサンゼルスで２７日夜に開かれたアカデミー賞の授賞式では、出席者がロシア軍によるウクライナ侵攻の犠牲者らに黙とうをささげた。呼び掛けたウクライナ出身の女優ミラ・クニスさんは「国際社会には、もっとできることがあるはず」と訴えた。 　映画「ゴッドファーザー」公開５０周年を記念し登壇したフランシス・フォード・コッポラ監督は、スピーチの後に「ウクライナ万歳」と声を上げた。難民への理解促進を訴える青いリボンを付けた出席者もいた。 　今年のアカデミー賞では、北アイルランド紛争で故郷を離れた経験を描いた自伝的映画「ベルファスト」が、脚本賞を受賞。脚本も手掛けたケネス・ブラナー監督は、受賞後の取材で「戦いではなく話し合う必要があるという理解に至るのに、時間をかけないでほしい」と語った。　【時事通信社】 〔写真説明〕２７日、米ロサンゼルスで行われたアカデミー賞授賞式で、スピーチするウクライナ出身の女優ミラ・クニスさん（ＡＦＰ時事）