元広島県議ら４人に罰金＝河井元法相らから現金―簡裁

　２０１９年の参院選をめぐる大型買収事件で、河井克行元法相（５９）＝公選法違反罪で実刑確定＝らから現金を受領したとして、広島簡裁などは２８日までに、同法違反（被買収）罪で略式起訴された元広島県議ら４人に略式命令を出した。 　略式命令は、下原康充・元広島県議（７０）と今田良治（７５）、豊島岩白（４９）両元広島市議が罰金２５万円、追徴金５０万円。亀井静香元衆院議員（８５）の元秘書は罰金１００万円、追徴金３００万円。確定すると、公民権が５年間停止される。 　起訴状などによると、４人は河井元法相や妻の案里元参院議員（４８）＝有罪確定＝から、案里氏への投票や票の取りまとめなどの趣旨で、現金を受領したとされる。　（了）【時事通信社】