元県会議長を在宅起訴＝政活費５７６万円詐取―山形地検

　山形地検は２４日、政務活動費をだまし取ったとして、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で、山形県議会の野川政文元議長（６７）を在宅起訴した。 　起訴状によると、野川元議長は２０１５～２０年度分の政活費について、架空の人件費を計上した虚偽の収支報告書などを提出し、県から５７６万円の政活費をだまし取ったとされる。 　野川元議長は総額１２００万円余りの不正受給を認め、２１年１１月に議員辞職。５７６万円は既に返還した。元議長は２４日、「起訴された事実関係を認め、刑事裁判で自らの反省を深めたい」との声明を発表した。 　県警が２月、書類送検していた。　（了）【時事通信社】