旅客機墜落で捜索続く＝１３２人の安否依然不明―中国

　【北京時事】中国南部・広西チワン族自治区で中国東方航空機が墜落した事故で、救援隊は２２日午前も捜索を続けた。同機には乗客乗員１３２人が搭乗していたが、消息は依然不明。墜落に伴う山火事は鎮火したものの、現場は山奥で、大型車両などが通れず捜索は難航しているもようだ。 　国営中央テレビは、黒く焼け焦げた山肌や、機体の一部とみられる残骸が散乱する現場付近の映像を報道。外国籍の乗客はいないとも伝えた。中国メディアによれば、近くに住む村民は「大きな爆発音が聞こえて現場に行くと、飛行機の翼や破片が見えた」と証言した。 　共産党機関紙・人民日報系の環球時報（電子版）は事故機に関し、機体の整備不良や人的ミスの可能性を指摘する専門家の話を伝えた。 　同機は２１日午後、雲南省昆明市から広東省広州市に向かう途中で墜落した。東方航空は乗客関係者向けの窓口を設置するとともに、自社のウェブサイトを白黒表示にした。哀悼の意を示しているとみられる。　【時事通信社】