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世界的な金融引き締めに=米利上げ、原油高騰も拍車


 【ワシントン時事】米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)が16日、事実上のゼロ金利政策を解除し、0.25%の利上げに踏み切った。今後、連続して利上げを行う構えも示しており、ロシアのウクライナ侵攻を受けた原油などの高騰と相まって、世界的な金融引き締めをもたらす公算が大きい。  FRBは2022年の金利見通しで、0.25%の幅で計7回利上げするシナリオを想定する。米金利上昇によるドル高は、特に新興国や開発途上国で自国通貨安を通じた輸入品の値上がりを招き、インフレ圧力を強める恐れがある。  世界の一部中央銀行は、国内の物価高に対応するため、既に金利引き上げに着手している。FRBの積極利上げに対し、新興国中銀が通貨安を防ぐため、利上げを速める可能性がある。さらに、ウクライナ危機による原油や小麦の相場高が、引き締めペース加速に拍車を掛けそうだ。  実際、ブラジル中銀は16日、政策金利を1%引き上げ、11.75%とすることを決めた。中銀は声明でウクライナ危機による「(原油などの)供給ショックがインフレ圧力を増大させる可能性がある」と警戒。次回5月の会合で、再び1%程度の利上げを行う方針を明らかにした。  ドル高はまた、新興国などのドル建て債務負担を膨張させる。国際通貨基金(IMF)のライス報道官は17日の記者会見で、「FRBの速いペースの利上げはとりわけ、ドル建て融資に依存する新興国や途上国のリスクを高める」と述べ、懸念をあらわにした。 【時事通信社】
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