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米、中国の対ロ支援けん制=デフォルト懸念で接近警戒


 【ワシントン時事】ロシアのウクライナ侵攻に対する米欧の経済制裁を受け、ロシアが国外に保有する資産のうち半分近くに相当する約3000億ドル(約35兆3000億円)が事実上凍結されたことが分かった。国債などのデフォルト(債務不履行)懸念が台頭する中、ロシアは最大の貿易相手国である中国に協力を要請。これに対して米国は、中国の対ロ支援を強くけん制している。  サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国外交担当トップの楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)共産党政治局員は14日にローマで会談。ロシアとの関係を深める中国は対ロ制裁に反対しており、米中の激しい応酬が予想される。  インタファクス通信などによると、ロシアのシルアノフ財務相は13日、ロシア中央銀行が保有する外貨準備約6400億ドルのうち半分近くが経済制裁の対象になったと明らかにした上で「金や外貨準備の一部を中国人民元建てで保有している」と説明。中国とは「西側諸国の市場が閉ざされた中、協力を拡大できる」と主張し、打撃の緩和に向け中国の支援に期待を示した。  これに対してサリバン米大統領補佐官は同日、米中高官協議を前に米CNNテレビで「中国がロシアの制裁逃れを支援すれば、深刻な結果が待っている」と警告を発した。ロシアは「米欧が中国に対してロシアとの貿易や人民元建て資産の使用を制限するよう圧力をかけている」(シルアノフ財務相)とみている。  ロシア経済は制裁で深刻な打撃を受けている。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は同日、米CBSテレビで、ロシアのデフォルトの可能性について「起こり得ないことではない」との見解を初めて示した。一方、世界的な金融危機のきっかけにはならないとも強調した。 【時事通信社】
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