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空売り対策で意思共有か=幹部間、メールでやりとり―SMBC日興相場操縦


 SMBC日興証券幹部らが株価維持を目的に相場操縦したとされる事件で、逮捕された幹部らが、株価下落につながる「空売り」に対抗して「ブロックオファー」対象銘柄を買い支えるよう、メールなどで意思共有を図った疑いがあることが7日、関係者への取材で分かった。  株価が下がると、ブロックオファーを依頼する顧客が取引を中止する恐れがある。東京地検特捜部は、同社元エクイティ部部長の山田誠容疑者(44)ら4人が取引を成立させるため、自社資金で不正な買い支えを行っていたとみて調べている。  4人は2019年12月~20年11月、証券会社が市場外で大株主から株を買い取って投資家に転売するブロックオファー取引の対象だった5社の株式の買い注文を大量に入れ、相場を維持しようとした疑いが持たれている。  関係者によると、山田容疑者は他の逮捕された幹部らと、5社の株に対する空売りが出て相場が下落するのを防ぐため、買い支えるようメールなどで意思疎通を図っていたという。やりとりを記したメールは特捜部に押収された。   空売りは、持っていない株を借りて、売った後に買い戻す取引。これから株価が下がると予想される局面で空売りして、下落した後に買い戻せば利益が出る。大量の空売りがあると、売りが売りを呼び株価の下落につながる。  同社のブロックオファー取引は、株の売却予定日の前日、市場が閉じてから買い手を募集する。数日間かけて募集する他社に比べ、株価の下落局面が分かりやすく、投資家による空売りを招きやすくなっていたという。(了)【時事通信社】
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