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要求拒否口実にウクライナ侵攻継続=ロシア大統領、停戦条件つり上げ


 ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領が停戦条件をつり上げ、「ロシアの要求が実現された時にのみ」軍事作戦の停止は可能との主張を展開している。ウクライナ東部の親ロシア派支配領域を拡大させた上で「主権」承認するよう新たに求め、ウクライナ側が受け入れ困難なことを見越して要求拒否を侵攻継続の口実にしている。  ロシア軍はウクライナ軍の激しい抵抗で進軍の遅れが指摘されていたが、ウクライナ南部などで攻勢を続けて要衝都市の制圧を図っており、プーチン氏が自信を強めている可能性もある。  停戦条件としてプーチン氏は、ウクライナの「非武装化」や「中立化」、ロシアが併合したクリミア半島での主権承認を要求。さらに今月4日のドイツのショルツ首相との電話会談では、東部のドネツク州とルガンスク州の一部を実効支配する親ロ派武装勢力「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」に関し、両州全域で親ロ派の主権が認められることがロシアの要求と伝えた。それまでの要求は親ロ派の独立承認で、両州全域での主権は求めていなかった。親ロ派はロシア軍の支援を受け、支配地域の拡大を図っている。  プーチン氏は各国首脳との電話会談で、ロシアは「対話にオープン」と述べ、停戦協議を続ける意向を示す一方、「ウクライナ側の賢明で建設的な立場を期待する」と圧力をかけている。こうした交渉態度から想起されるのは、ロシアがウクライナ情勢に絡んで昨年12月以降に米欧と行った安全保障をめぐる協議だ。  ロシアは北大西洋条約機構(NATO)不拡大のような米欧が受け入れ難い条件を突き付け、交渉姿勢も見せながら結局はウクライナに侵攻した。停戦協議を続けているのは内外向けのアピールにすぎず、実際は攻撃の手を緩めるつもりは全くないとの疑念もくすぶる。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=5日、モスクワ(EPA時事)
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