軍の「偽情報」流布で罰則強化＝最長禁錮１５年、議会承認―ロシア

　【モスクワ時事】ロシア上下両院は４日、ロシア軍に関して「偽情報」を流布した場合の罰則を強化した刑法の改正案を承認した。最長で禁錮１５年の刑が科される。ロシア軍のウクライナ侵攻開始後、プーチン政権は情報統制を徹底強化している。 　ウォロジン下院議長は声明で、「わが軍を中傷し、信用をおとしめる発言をした者は非常に厳しく罰せられる可能性がある」と警告。「将兵と真実を守るために、このようにしていることを理解してほしい」と訴えた。ウォロジン氏はまた、ロシアがウクライナで「特別軍事作戦」を実行しなかったら、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）が戦争を始めていたと主張した。　【時事通信社】