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ゴーン被告元側近に判決=求刑懲役2年、弁護側無罪主張―報酬隠し事件・東京地裁


 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(67)の報酬隠しに関与したとして、金融商品取引法違反罪に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(65)と法人としての日産の判決が3日、東京地裁(下津健司裁判長)である。検察側はケリー被告に懲役2年、同社には罰金2億円を求刑している。  ケリー被告の弁護側は全面無罪を主張。ゴーン被告に確定した「未払い報酬」があったかなどが主な争点となった。  検察側は、ゴーン被告には受領を先送りして有価証券報告書での開示を免れた未払い報酬があったと指摘。ケリー被告はその支払い方法を検討する役割を担い、報酬隠しに積極的に関与したと主張していた。  弁護側は、未払い報酬は存在せず共謀を示す証拠もないと主張。検察と日本版「司法取引」に合意し、ケリー被告の関与があったとする元秘書室長らの証言も信用できないとしていた。  両罰規定に基づき起訴された日産の弁護側は起訴内容を認めていた。  起訴状によると、ケリー被告はゴーン被告と共謀し、2010~17年度のゴーン被告の報酬総額を実際より約91億円少なく見せ掛け、有報に虚偽記載したとされる。  ゴーン被告は19年末にレバノンへ逃亡。日本で裁判を受ける見通しは立っていない。同被告は報酬隠しのほか、日産の資金を私的に流用したとして会社法違反(特別背任)罪にも問われている。  ◇ゴーン被告の事件をめぐる動き 【2018年】 10~11月 日産元秘書室長らが東京地検特捜部と日本版「司法取引」に合意 11月19日 特捜部、金融商品取引法違反容疑でゴーン被告と側近のケリー被告を逮捕 12月10日 2人を再逮捕    21日 特別背任容疑でゴーン被告を3度目の逮捕 【2019年】  3月 6日 ゴーン被告が保釈  4月 4日 ゴーン被告を4度目の逮捕    25日 ゴーン被告が再保釈 12月29日 ゴーン被告が関西空港から逃亡。レバノンへ 【2020年】  1月 7日 偽証容疑でゴーン被告の妻キャロル容疑者に逮捕状    30日 出入国管理法違反容疑でゴーン被告に逮捕状  9月15日 ケリー被告と法人日産の初公判 【2021年】  7月19日 ゴーン被告の逃亡を助けた米国人親子に実刑判決 【2022年】  3月 3日 ケリー被告と法人日産に判決(了)【時事通信社】
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