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「1日100万回」届かず=追加接種、高齢者は半数―コロナワクチン


 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をめぐり、岸田文雄首相が掲げた「1日100万回」の目標が3週間近くたっても達成できていない。高齢者への接種がなかなか進まず、国内全体でも3回目接種済みは2割に満たない状況だ。  岸田首相は7日、3回目接種を加速させるため、1日100万回までペースアップさせると表明。15日には、政府の記録システムへの入力で「前日からの増加回数が約110万回となった」と述べ、報告ベースでの目標達成を強調した。  ただ、数日遅れで入力する自治体もあるため、報告ベースは実数を反映したとは言えない。政府が公表している24日時点の接種日別集計を見ると、100万回に到達している日はなく、最高で19日の約89万回にとどまる。  一因として、高齢者への接種が思うように進まないことがある。厚生労働省などの調査に、97.4%の自治体が「今月末までに3回目を希望する高齢者への接種を終える見込み」と回答。しかし接種済みは24日時点で1580万人と、対象者2900万人の54%にすぎない。1日400万人以上に接種しないと月内に終わらない計算だ。  8カ月間としていた2回目からの間隔を短縮したため、接種券送付など自治体の準備が間に合っていないことなどが背景にあるとみられる。厚労省は、接種券なしでも打てる体制をつくるよう各自治体に求めたほか、高齢者施設などへの支援策を例示し、てこ入れに躍起となっている。  国内全体でみると、24日時点で3回目接種を終えたのは、人口の17.3%に当たる約2200万人。英国研究者らのデータベース「アワー・ワールド・イン・データ」によると、先進7カ国で最低水準となっている。(了)【時事通信社】
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