「国際卓越研究大学」認定へ＝大学ファンド、１校数百億円支援―政府

　政府は２５日、世界トップレベルの研究成果が見込まれる大学を「国際卓越研究大学」に認定し、１０兆円規模の大学ファンドの運用益から１校当たり数百億円を支援する関連法案を閣議決定した。今国会で成立すれば、２０２２年度中に公募を始め、数校程度を認定し、２４年度から支援を開始する予定。 　政府の総合科学技術・イノベーション会議（議長・岸田文雄首相）が今月１日、最終案を決定したことを受けた。最終案では、認定の要件として、大学側に年３％の事業成長を要求するほか、構成員の過半数を学外者で構成し、経営に関する重要事項を決定する合議体の設置など、ガバナンス改革も求めた。 　大学ファンドは、科学技術振興機構が今年度中に運用を開始する予定。５年以内に年３０００億円の運用益を目指している。　（了）【時事通信社】