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80億円課税、全額取り消し=サザビーリーグ創業者ら―国税不服審


 生活雑貨ブランド「アフタヌーンティー」などを展開する「サザビーリーグ」(東京)の創業者らが東京国税局から計約80億円を追徴された課税処分について、国税不服審判所が全額を取り消す裁決をしていたことが24日、関係者への取材で分かった。課税処分の全額取り消しは異例という。  処分が取り消されたのは、創業者の鈴木陸三氏(78)と森正督会長(73)の資産管理会社「三木家」(東京)。  関係者によると、鈴木氏らはサザビー社が親族の投資会社に吸収合併される際、投資会社の新株を1株5万円で計30億円分取得。吸収合併の後、投資会社が一部を1株8万円で買い戻した。  鈴木氏らは計9億円の売却益を税務申告したが、東京国税局はサザビー社の吸収合併で投資会社の資産は増えており、1株84万円での買い戻しが相当と判断。鈴木氏らに計約210億円の申告漏れを指摘し、過少申告加算税を含む計約80億円を追徴した。  鈴木氏らは2019年12月に審査請求し、「買い取り額は投資会社の定款で定められており適正だ」と主張。裁決は「国税局の主張は根拠が明確でなく、処分は違法だ」と指摘した。納付した追徴税は、利子に当たる「還付加算金」と共に返還されたという。  国税不服審判所が裁決で課税処分を取り消すのは珍しく、全額取り消しは全体の2~3%程度とされる。  サザビーリーグによると、鈴木氏らは「適正な判断をいただいたことに感謝している」と話しているという。  東京国税局の話 個別の事案については回答を差し控える。 (了)【時事通信社】
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