シュタインマイヤー大統領再選＝プーチン氏に警告―ドイツ

　【ベルリン時事】ドイツで１３日、連邦議会（下院）議員と各州の代表による大統領選の投票が行われ、現職のシュタインマイヤー大統領（６６）の再選が決まった。連立与党の社会民主党（ＳＰＤ）など３党に加え、野党のキリスト教民主・社会同盟（ＣＤＵ・ＣＳＵ）も支持した。２期目は３月１９日から５年間。 　シュタインマイヤー氏は再選後、「われわれは軍事紛争、東欧での戦争の危機のただ中にある」とウクライナ情勢に触れ、「（ロシアの）プーチン大統領に、民主主義の力を侮るなと警告する」と強調した。 　シュタインマイヤー氏はＳＰＤに所属。メルケル前政権で外相や副首相を歴任し、２０１７年に大統領に就任した。大統領の権限は儀礼的なもので、政治の実権は首相が握る。連続しての再選は１度のみ可能。　【時事通信社】