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山本由伸5連勝 捕手目線中嶋監督に説かれた重要性とダルビッシュの助言で作り上げた“由伸流”


ドジャース対ダイヤモンドバックス 7安打2失点で5勝目を飾ったドジャース山本(撮影・藤尾明華)

<ドジャース6-4ダイヤモンドバックス>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)20日(日本時間21日)=久保賢吾】4点リードの7回1死一塁、マウンドを降りるドジャース山本由伸投手(25)は、スタンドのファンからスタンディングオベーションで迎えられた。6回1/3を2失点の好投で5連勝をマーク。

無数の拍手と歓声が入り交じる中で引き揚げ「すごくうれしかった」と至福の時間を全身で感じた。

勝利投手の権利がかかる5回に、メジャー1年目から白星を積み上げる理由が凝縮された。2死一塁で迎えたのは、先制打を浴びたピダーソン。2-1から内角低めの96マイル(約154・4キロ)の速球でストライクを取った後、高めのボールゾーンの95・9マイル(約154・3キロ)の速球で空を切らせた。「しっかり1球1球集中して投げられた」と充実感を漂わせた。

高めでの勝負は、オリックス時代から培った技術だった。中嶋監督から「外に外すよりは、高めに外しての方が次が広がって、その球が無駄にならないよね」と捕手目線で高めの重要性を説かれ、昨年のWBCではパドレス・ダルビッシュからも助言を受けた。試行錯誤の末に“由伸流”を作り上げ、高めに穴がある大リーグの打者に対しては割合が増えた。

150キロを超えるボールの力、キレ、多彩な変化球とともに、抜群の投球センスも武器となる。「低めあっての高めというか、高めあっての低めというか。外あっての内みたいにバランスが大事。高めは有効ですけど、高めだけでは抑えられないし、低めだけでも苦しくなるので幅広く」。メジャー移籍後、自己最多の100球でストライクゾーンを支配し、チームを4連勝へと導いた。

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