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「カミラ王妃」に賛否二分=女王要望、消えぬ抵抗感―英王室


 【ロンドン時事】今月在位70周年を迎えたエリザベス英女王(95)が、長男チャールズ皇太子(73)の国王即位後はカミラ夫人(74)が「王妃」となるよう望むと表明したことを受け、夫人に改めて関心が集まっている。広く敬愛される女王の要望に表立った反論は聞かれないものの、皇太子の再婚相手である夫人への国民感情は複雑で、「賛否は二分」とする世論調査もある。  女王は5日、在位70年を翌日に控えた国民向けの声明で、皇太子が自身の後継となった際はカミラ夫人が王妃(クイーン・コンソート)と呼ばれるよう「心から望む」と述べた。異例の発言は驚きを持って受け止められ、翌日の各紙1面には「クイーン・カミラ」の文字が躍った。  夫人は2005年に皇太子と結婚したが、それ以前も長年にわたり恋人または不倫関係にあった。皇太子とダイアナ元妃の離婚の原因を作った張本人とされ、元妃の根強い人気を背景に、夫人に対する世論は否定的だった。メディアでも「悪者」として冷遇され、元妃の死去後は「英国で最も嫌われる女性」とさえ言われた。  こうしたことから、夫人は結婚後も正式な称号の「皇太子妃」でなく「コーンウォール公爵夫人」を使用。皇太子が国王になっても「王妃」は使わず「国王夫人」と名乗ると考えられてきた。女王は肩書をめぐる論争を終わらせ、長男が円滑に王位継承できるよう取り計らったとみられる。  だが、女王声明を受けた世論調査では賛否が割れた。「王妃になるべきだ」という意見は、デーリー・エクスプレス紙掲載の調査が51%で、デーリー・メール紙の調査が55%。ユーガブ社の調査では「王妃」支持が41%にとどまり、人々の抵抗感が依然消えていない実態が浮かび上がった。  その一方、王室の一員として公務や慈善事業にいそしむ夫人を温かく見守ろうとする向きもある。8日、公務でバースを訪れた夫人は待ち構えた大勢の住民に歓待され、「クイーン・カミラ!」と叫ぶ人も。同行したスカイニューズの記者は、将来の国王を支える存在として「夫人を取り巻くムードは和らいでいる」と評した。 【時事通信社】 〔写真説明〕カミラ英皇太子夫人=10日、ロンドン(AFP時事)
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