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50年までに温室ガス「ゼロ」=気候変動対策で初戦略―米陸軍


 【ワシントン時事】米陸軍は、2050年までに温室効果ガス排出量「実質ゼロ」を目標に掲げる初の「気候戦略」を策定した。バイデン大統領が気候変動への取り組みを公約に掲げる中、国防総省も地球温暖化が軍事活動に重大な脅威をもたらすとして、各軍に対策を指示していた。  8日公表された同戦略によると、陸軍は35年までに再生可能エネルギーを活用した小規模送電網「マイクログリッド」をすべての基地に設置。電気を動力源とする非戦闘車両部隊も編成する。  地球温暖化の影響で厳しさを増した環境下でも活動できるよう、兵士の訓練プログラムを見直す方針も示された。戦略文書はその上で、30年までに温室効果ガス排出量を05年比で50%削減し、50年までに実質ゼロにすると明記した。  ウォーマス陸軍長官は「厳しい気候の中で活動し、山火事の消火やハリケーン被害の復旧活動に当たる陸軍兵士にとって、気候変動は遠い未来ではなく現実のものだ」と説明。「気候変動は世界をより危険にしており、われわれは行動を起こす必要がある」と強調した。  18年には大型ハリケーンが南部フロリダ州にあるティンダル空軍基地を直撃。基地内の建物の9割が損壊、多数のF22ステルス戦闘機が損傷し、その被害は数十億ドル(数千億円)規模に上る。気候変動との関連が指摘される自然災害の頻発は、米軍にとって大きな問題になっている。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウォーマス米陸軍長官=2021年6月、ワシントン(AFP時事)
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