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野党尹氏、現政権捜査に言及=文氏激怒、謝罪要求―韓国大統領選


 【ソウル時事】3月9日の韓国大統領選で、保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長が、文在寅政権に対する捜査に言及し、波紋が広がっている。文大統領は激怒し、謝罪を要求。保守、革新間の対立が激化している。  尹氏は9日付の韓国紙・中央日報のインタビューで、政権に就いたら前政権への捜査を「すべきだ」と発言。「次の政権が(現政権の)不正、違法について捜査したら報復なのか」と強調した。革新系与党「共に民主党」候補の李在明前京畿道知事の疑惑に関しても「再捜査しなければならないのではないか」と語った。  尹氏は2019年の検事総長就任後、政権と激しく対立し、「反文在寅」の象徴になった。しかしそれ以前は、「積弊(積もった弊害)清算」を掲げた文政権の下で、検事として朴槿恵前大統領らを厳しく追及した経緯がある。  文氏は10日、大統領府を通じ「現政権を根拠なく積弊捜査の対象に追い込むことに強い憤りを表し、謝罪を求める」と反発した。自らの処遇への懸念に加え、盟友だった盧武鉉元大統領が退任後、検察の捜査を受ける中で自殺したことが念頭にあるとみられている。李氏も「政治報復を事実上公言した」と非難した。  尹氏の発言をめぐる対立は尹氏、李氏共に支持層を固める上でプラスになるとの見方がある。ただ、保革の間で政権が代わるたびに前政権を「断罪」する悪循環にうんざりしている人も少なくない。中道層でも尹氏への反感が生じかねず、尹氏は10日、「文氏と私は同じ考えだ。私の辞書に『政治報復』という単語はない」と沈静化を図った。 【時事通信社】 〔写真説明〕韓国大統領選の保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦前検事総長=1月19日、ソウル(EPA時事) 〔写真説明〕韓国の文在寅大統領=8日、ソウル(AFP時事)
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