渡部兄弟、健闘に拍手＝地元・白馬村オンライン応援―長野〔五輪・ノルディック複合〕

　北京五輪ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルで渡部暁斗選手（３３）＝北野建設＝が９位発進ながら、後半の距離で挽回し、７位入賞した。１３位だった弟の善斗（３０）＝同＝、暁斗両選手の地元・長野県白馬村ではオンラインのパブリックビューイング（ＰＶ）が開催され、両選手の健闘をたたえた。 　村内のホールではゆかりのある関係者らを招き、試合解説などをオンラインで配信。約１００人が視聴した。両選手がゴールするたびに拍手が湧き、「かっこよかった」「村の誇りだ」などの声が上がった。 　暁斗選手の小中学校時代の同級生だった青山佳奈里さん（３３）は「暁斗、頑張れ」と声援を送った。レース後は「全国から期待される中で、必死に戦っていた。感動、挑戦をありがとう」。両選手を指導した経験がある山田和由さん（４９）は「（暁斗選手が）ジャンプに苦しんでいるとは聞いていたが、強い選手に囲まれる中で最後まで頑張ってくれた」とねぎらった。 　善斗選手の同級生で、村役場に勤める横川健太さん（３０）は「暁斗さんの陰に隠れてしまうこともあるが、負けずに頑張っている姿を同級生として応援していきたい」とエールを送った。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー複合の渡部暁斗、善斗両選手の地元で開かれたオンラインＰＶで、両選手の活躍に拍手を送るゲストら＝９日午後、長野県白馬村