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競輪との「二刀流」集大成=メダリスト原、再び五輪へ―モーグル〔五輪・フリースタイル〕


 前回2018年平昌五輪銅メダリストが、異例の挑戦を経て戻ってきた。フリースタイルスキー・モーグル男子の原大智選手(日本スキー場開発ク)は、競輪で20年にプロデビュー。モーグルで北京五輪代表に入り、「二刀流」の集大成となる大舞台に臨んだ。  以前から自転車に関心があり、平昌後、モーグル日本代表チームのトレーナーから競輪の和田圭選手(35)を紹介された。すぐに競技用自転車に慣れ、1日に100キロ近くを走る練習にも全力で取り組んだ。師匠となった和田さんは「手を抜くことがない。真面目にこつこつやれる人間」と評価する。  19年に日本競輪選手養成所に入り、最初の数カ月間は滝沢正光所長(61)の「T教場」で基礎をたたき込まれた。バレーボールから転身してトップ選手として活躍してきた滝沢さんは足腰や体幹の強さを感じ取り、「大器の片りんは見えた」と振り返る。筋力トレーニングで体重が増え、モーグルのエアに影響が出る不安を原選手が抱いていたことからも、「『二刀流』を意識していたように感じた」そうだ。  養成所卒業後はレースに出場しつつ、モーグルの練習も再開。本格的に復帰した20~21年シーズンはなかなか結果が出なかったが、昨年11月の国際大会で好成績を挙げ、今季ワールドカップ(W杯)出場メンバーに滑り込んだ。12月にはW杯で自己最高の2位に入るなどして五輪代表入り。「本当によくやったな、としか思えない」と達成感をにじませた。  「二刀流」を貫き五輪切符をつかんだ。和田さんが「自分の感覚では想像もつかない」と感心すれば、滝沢さんは「結果を出してくれれば二つの競技にとっていい効果が出る」と期待する。  モーグルは今季までを区切りとし、その後は競輪に専念する。「出るからには、金メダルを目指して頑張る」と意気込み、3日の予選1回目は8位で決勝に進出。「楽しみたいという気持ちで五輪を終えられたら」。自然体で、有終の美を飾れるか。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本競輪選手養成所に入った原大智選手(左)と滝沢正光所長=2019年5月9日、静岡県伊豆市
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