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板の長さやスーツ、細かい規定=ノルディックスキー・ジャンプ―ニュースを探るQ&A


 風の影響を大きく受ける屋外競技のノルディックスキー・ジャンプ。体格差や道具によって生じる有利、不利が大きくならないようにスキー板やスーツには細かい規定がある。  ―ジャンプではどんな板を使うのか。  アルペンなどに比べて長く軽いのが特徴で、幅は10.5センチほどと広い。ビンディング(ブーツを板に取り付ける器具)の位置はスキーの長さに対して前から57%以内と決められている。  ―選手は長い板を使いたい。  空中で前からの空気を受ける面積が大きいほど揚力(浮力)を得て落下速度が遅くなり、飛距離が伸びる。ただし、使えるのは身長に対して最大145%の長さまで。  ―選手の体重は関係あるか。  体重は軽いほど有利。選手の過度な減量を防ぐ意味で、板の長さには「体格指数(BMI)ルール」がある。BMIが21.0以上なら身長の145%、20.0なら141%の長さなど細かく決まっている。  ―スーツの大きさについて。  よく言われるのは「昔はダボダボだった」。ムササビのようにスーツ全体で風を受けて飛ぶイメージだったが、現在の規則では体のサイズに対して、男子はプラス1~3センチ、女子はプラス2~4センチとフィットしていなくてはならない。生地の厚さは4~6ミリ、通気性は40l/平方メートル/秒(1秒間に1平方メートルの面積を40リットルの空気が通過)以上と規定されている。  ―よくある「スーツの規定違反で失格」とは。  股下部分に余裕を持たせ過ぎて違反となるケースが多い。遠征中は選手がやせて体形が変わってしまうこともよくある。スーツで最大限の風が受けられ、かつ違反にならないように、チームに同行するメーカーの担当者がミシンを使って頻繁に調整している。(時事)【時事通信社】
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