高校野球賭博で組幹部逮捕＝優勝校予想、１口１０００円―警視庁

　高校野球賭博を開いたとして、警視庁組織犯罪対策４課は２日までに、賭博開帳図利の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部の小宮山欧果容疑者（５２）＝東京都杉並区松庵＝ら２人を逮捕した。いずれも容疑を認め、「寺銭として賭け金の３割をもらっていた」などと話しているという。 　逮捕容疑は２０１９年３月１５日～４月４日ごろ、３０～５０代の知人ら９人に選抜高校野球の優勝校などを予想させ、１口１０００円の賭け金で計１３万６０００円を集めた疑い。　 　同課によると、出場する３２校を８組に分け、優勝校と準優勝校を予想させ、口座振り込みで賭け金を受け取っていた。１２年ごろから春夏の大会で高校野球賭博を開いていたといい、小宮山容疑者は「春は５０万円、夏は７０万円くらい賭け金を集めた」と話しているという。 　同課は客の男女９人も単純賭博容疑で書類送検する方針。（了）【時事通信社】