外交を国内政治に利用せず＝第３候補安氏が会見―韓国大統領選

　【ソウル時事】３月の韓国大統領選で、保守中道の第３勢力「国民の党」候補の安哲秀代表が２８日、ソウルで外国メディアと会見し、日韓関係に関し「絶対に国内政治のために外交を利用しない」と強調した。 　日韓間の懸案である元徴用工問題で、日本企業に実害が及ぶ「現金化」手続きが進んでいることについては「判決を覆すのは難しいが執行は保留できる。いったん執行を保留し、（日本側と）共に解決していく賢明な知恵が必要だ」と述べた。 　医師、ＩＴベンチャー企業家、大学教授の経歴を持つ安氏は、米中での居住経験や東京に企業事務所を設立したことを紹介。「グローバルな経験が他のどの候補とも比較にならないぐらい多い」とアピールした。　【時事通信社】 〔写真説明〕２８日、ソウルで外国メディアと記者会見する韓国大統領選の「国民の党」候補、安哲秀代表