なでしこ、後半に攻勢＝Ｗ杯に向け好発進―サッカー女子アジア杯

　再三の好機をつくりながら、前半のなでしこは１点どまり。池田監督はハーフタイムで「相手をダイナミックに動かそう」と指示を出した。前線が大きく相手を引き付けることを意識すると、周囲も連動。パススピードも上がり、ミャンマーを置き去りにした。 　後半立ち上がりに２点を加え、その後もほとんどの時間帯を敵陣でプレー。２ゴールを挙げた長谷川は「コンビネーションが増えた」。先制点の植木に続き、猶本、成宮にも代表初ゴールが生まれた。足がつる相手選手を尻目に、最後まで攻撃の手を緩めなかった。 　最大の目標であるＷ杯の出場権獲得に向け、まずは好スタート。とはいえ、世界一への返り咲きを見据えれば、アジアでは圧倒的な存在であり続けなければならない。長谷川は「内容と結果が伴う優勝を目指す」と表情を引き締めた。（時事）【時事通信社】