Ｎ党立花党首に判決＝区議脅迫など―東京地裁

　離党した東京都中央区議を脅したり、営業秘密を不正取得してＮＨＫの業務を妨害したりしたとして、脅迫や不正競争防止法違反などの罪に問われた「ＮＨＫと裁判してる党弁護士法７２条違反で」（旧ＮＨＫから国民を守る党）党首、立花孝志被告（５４）の判決が２０日、東京地裁（佐伯恒治裁判長）である。 　検察側は懲役２年６月、罰金３０万円を求刑。弁護側は「政治家としての正当な活動で、違法性はなかった」などと無罪を主張していた。 　起訴状によると、立花被告は２０１９年７月、「人生つぶしに行く」などと区議の男性を脅迫する動画をインターネット上に投稿したほか、同９月にＮＨＫ放送受信料の集金スタッフが使う端末画面を撮影し、契約者情報などの営業秘密を不正取得。同１１月には、当時のＮＨＫ会長との面会を要求して業務を妨害したとされる。（了）【時事通信社】