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家賃収入途絶え預金ゼロに=生活保護も受給できず―大阪ビル放火、谷本容疑者


 大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで25人が犠牲となった放火殺人事件で、火を付けたとされる谷本盛雄容疑者(61)=死亡=の銀行口座残高が昨年1月にゼロとなっていたことが15日、大阪府警天満署捜査本部への取材で分かった。土地、建物を所有していたが家賃収入は前年に途絶えており、生活保護も認められなかった。府警は谷本容疑者が事件当時、生活に困窮していたとみて詳しい動機を調べている。  府警によると、過去に差し押さえられた時期があったものの、谷本容疑者は大阪市の西淀川と此花の両区内に土地と建物を所有。家賃収入があったが、2020年9月末で賃貸契約が終了した。  府警が谷本容疑者の銀行口座を調べたところ、15年1月時点で約150万円あった残高は昨年1月にゼロになった。  谷本容疑者は10年以上、定職に就いていなかったとみられている。17年2月と昨年5月に此花区に生活保護を申請したが受給できておらず、事件当時は生活に困窮していた可能性がある。  現場ビル1階のごみ箱から、同容疑者が所有する家屋や自転車などの鍵の束が見つかっていたことも新たに判明。4階のクリニックで火を付ける直前に自ら捨てたとみられる。  また、此花区内にある谷本容疑者の両親の墓から骨つぼが無くなっていたことも分かった。事件3日前の21年12月14日、谷本容疑者の親族から府警に通報があった。事件当日には、墓石が倒されたとの連絡が府警に寄せられていた。同容疑者のスマートフォンには、同12日に墓参りをするなどした記録が残されており、府警が関連を調べている。  事件は同17日に発生し、25人が死亡、1人が重篤。谷本容疑者も心肺停止状態で搬送され、蘇生したが同30日に死亡した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕谷本盛雄容疑者
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