米欧との再協議「近日中はない」＝ウクライナ情勢で隔たり大きく―ロシア

　【モスクワ時事】ロシアのリャプコフ外務次官は１３日、ウクライナ情勢が緊迫する中で行われた米欧との協議について、立場の隔たりが大きく「近日中に再び集まって同じような議論を始める理由はない」と表明した。ロシア語国際放送ＲＴＶＩのインタビューで語った。 　ロシアは北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟を目指す隣国ウクライナに軍事的圧力をかけ、米欧にＮＡＴＯ不拡大を要求。リャプコフ氏が出席して１０日にジュネーブで行われた米ロの「戦略的安定対話」で、米側は要求を一蹴し、ウクライナ国境付近からロシア軍部隊を撤収させるよう求めた。ロシアは「自国の領内で演習を行っており、今後も行う」（リャプコフ氏）と譲らず、対話は平行線に終わった。　【時事通信社】