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北朝鮮「極超音速ミサイル」試射=不規則な軌道、新型か


 【ソウル時事】朝鮮中央通信は6日、北朝鮮の国防科学院が5日に音速の5倍以上で飛行する「極超音速ミサイル」の発射実験に成功したと伝えた。昨年9月にも極超音速ミサイル「火星8」の発射実験を実施しており、今回のミサイルは新型とみられる。国防力の強化を進める北朝鮮は敵の探知を阻止し、迎撃されにくい兵器の開発に注力している。  岸信夫防衛相は6日、通常より低い最高高度50キロ程度で飛んだ新型の「弾道ミサイル」との見方を示した。防衛省は通常の軌道であれば、約500キロ飛行したと分析した。一方で朝鮮中央通信は、弾頭部が「700キロ先に設定された標的に誤差なく命中した」と主張した。  極超音速兵器は音速の5倍のマッハ5以上で、不規則な軌道で飛行するため既存の防衛システムでは迎撃が困難とされる。朝鮮中央通信は新たな技術として、分離した弾頭部分が方角を変え、「120キロを側面機動した」と主張。ミサイル落下までの最終段階で水平に飛行し軌道を変化させることなどに成功した可能性がある。  聯合ニュースによれば、昨年9月の火星8はマッハ3程度で「極超音速」には及ばなかったが、韓国軍は今回のミサイルがマッハ5以上で飛行したと推定しているという。射程も火星8よりも3倍以上に増えた。  5日のミサイルは火星8と異なり円すいの弾頭部に翼が付いた形状で、昨年10月の国防発展展覧会で展示された新型ミサイルの可能性が高い。東京大先端科学技術研究センターの小泉悠特任助教は「前回の実験は射程も短く失敗したとみられる。今回は火星8より機動性能は劣るが、技術的にはそれほど難しくないミサイルを実験した可能性がある」と分析した。 【時事通信社】 〔写真説明〕北朝鮮の極超音速ミサイル「火星8」の試射=2021年9月、慈江道(朝鮮通信)
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