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新規定で開けた現役の道=元世界王者山中、再びリングへ―ボクシング


 世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級元王者で、硬膜下血腫のため2018年に引退した山中竜也(26)が今春に現役復帰する。日本ボクシングコミッション(JBC)が昨年12月に告示したライセンスに関する新たな規定で、道が開けた。  山中は18年7月に2度目の防衛戦で敗れた後に頭痛を訴え、硬膜下血腫が判明。JBCはこれまで、頭蓋内出血と診断された選手のライセンスは自動失効すると規定していたが、再発の可能性が健常者と変わらない場合はライセンスの再発行を認めることにした。  引退後は大阪市内の飲食店で店主を務めていたが、リングへの未練を断ち切れなかった。「海外のできるところでやろう」。そんな折、所属していた真正ジムの山下正人会長の働き掛けもあって新規定が設けられ、国内での活動が可能になった。「まさかルールが変わると思っていなかったので、感謝しかない」  階級は一つ上げてライトフライ級で再出発する。同級は世界ボクシング協会(WBA)スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)、世界ボクシング評議会(WBC)王者の矢吹正道(緑)ら実力者が集う。山中は「ベルトを持っているなら誰でもいい。チャンスがあるところならどこでも」と、2階級制覇に意欲を示す。  まだ若いが、引退からのブランクを埋めるのは容易ではない。それでも、「今の方が調子が良い。これからがピークだと思っている」。目標は世界王座に返り咲き、10度の防衛。高い志を胸に、表舞台に戻ってくる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕現役復帰を表明し、笑顔でポーズを取る元WBOミニマム級王者の山中竜也=2021年12月18日、エディオンアリーナ大阪第2競技場
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