「花の２区」、主役は駒大の田沢＝箱根駅伝

　箱根路の往路を盛り上げる「花の２区」。今年の主役は駒大の田沢だった。首位の中大と３９秒差の２位でたすきを受け、７キロ付近で相手をとらえ、一気に抜き去った。 　強力な留学生もライバルとなる中で、堂々の区間賞。昨年も２区を任されたが、「（上りの難所）権太坂の辺りでいっぱいいっぱいになった」。今年は「ある程度の余裕を持ちながらまとめられた。この１年で強くなった」と実感を込めた。２区で駒大勢の区間賞は、大八木監督の学生時代以来３６年ぶりとなった。 　東京国際大のビンセントや順大の三浦は、思うような結果を残せなかった。過去に２区と３区で区間新記録を出したビンセントは左足に痛みがあったといい、区間５位タイ。「区間記録更新の期待に応えられなかった。ベストな走りができていない」と悔やんだ。（了）【時事通信社】