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遺体に目立った外傷なし=察知されずに空気注入か―入所者連続殺人・茨城県警


 茨城県古河市の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で入所者2人が体内に空気を注入され死亡した事件で、2020年5月に亡くなった鈴木喜作さん=当時(84)=の遺体に目立った外傷はなかったことが30日、県警への取材で分かった。抵抗したような跡も確認されていないという。  同年7月に死亡した吉田節次さん=同(76)=と同様、県警は殺人容疑で再逮捕した元職員の赤間恵美容疑者(36)が、気付かれないように短時間で多量の空気を注入した可能性があるとみて調べている。  県警は30日、殺人容疑で赤間容疑者を送検した。   鈴木さんは20年3月下旬、けやきの舎に入所した。介助は必要だったが寝たきりではなく、会話もできたという。事件当時は施設1階の4人部屋で、ベッドで横になって右腕に点滴を受けていた。看護師として勤務していた赤間容疑者が点滴チューブにシリンジ(注射器の筒)をつないだとみられる。  当時、鈴木さんは病死とされ、遺体の検視や司法解剖はされなかった。ただ、県警が搬送先の病院の記録などを調べた結果、遺体に目立った外傷はなく、抵抗したような跡もなかったという。  赤間容疑者は同年7月、吉田さんの脚の点滴チューブにシリンジをつないで空気を入れたとして、今月8日に殺人容疑で逮捕された。吉田さんにも目立った外傷や争った形跡はなかった。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で入所者が体内に空気を注入され死亡した事件で、送検される赤間恵美容疑者(中央)=30日午前、茨城県つくば市 〔写真説明〕介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で入所者が体内に空気を注入され死亡した事件で、送検される赤間恵美容疑者=30日午前、茨城県つくば市
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