隆の勝「大関狙う」＝大相撲

　４場所ぶりに三役に復帰した関脇隆の勝は３０日、報道陣の電話取材に応じ、「この勢いのまま大関を狙っていく。やるしかない」と来年の抱負を述べた。普段は物腰穏やかな２７歳が、きっぱりとした口調で決意の強さを示した。 　関脇で始まった今年は、夏場所で１０敗して三役の座を手放した。精神面の弱さが課題だったが、横綱照ノ富士に善戦したり、先場所で大関正代を破ったりしたことで「自分を信じて相撲を取れるようになった」と言う。 　初場所（来年１月９日初日、東京・両国国技館）に向け、「体はどこも痛くないし、本当に順調」。年明けからは、同じ常盤山部屋の大関貴景勝とも相撲を取って仕上げに入る。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕初場所に向けて朝稽古をする隆の勝（左）と貴景勝＝３０日、東京都板橋区の常盤山部屋（代表撮影）