実力伯仲、接戦か＝今季からＸリーグ頂上決戦―ライスボウル

　アメリカンフットボールの日本一を争うライスボウルは来年１月３日、東京ドームでパナソニックと富士通が激突する。これまで社会人代表と学生代表が対戦してきたが、今季から社会人Ｘリーグの優勝決定戦に。両チームとも高い攻撃力を武器に頂点を目指す。 　６年ぶりの優勝を懸けるパナソニックは、今季リーグ戦無敗。ＲＢミッチェルを軸に高い得点力を誇る。カギを握るのはＱＢローレンス。堅実なプレーが特長で、ＷＲブレナンは「彼はいい意味で攻めたプレーをしない。常に安全なプレーをする」と安定感に信頼を寄せる。 　富士通は２年ぶり６度目の制覇を狙う。リーグ戦ではパナソニックに唯一の黒星を喫しており、雪辱を誓っている。パワーとスピードを備えたＲＢニクソンの働きが注目されており、ＱＢ高木はリーグ屈指のパサーに成長した。山本ヘッドコーチは「自分たちのフットボールをやり抜くことが大事」と自然体で臨む構えだ。 　互いに手の内を知り尽くし、実力が伯仲した社会人同士がぶつかることになり、目の離せない熱戦が期待される。（了）【時事通信社】