経済、今年は「成長」した＝ベネズエラ大統領自賛

　【サンパウロ時事】南米ベネズエラの反米左派マドゥロ大統領は２６日、中東レバノンに拠点を置く衛星テレビ局アルマヤディーンとのインタビューで、今年は米国が仕掛けた「経済戦争」が始まって以来、初めてベネズエラ経済がプラス成長に転じたと主張した。ベネズエラは失政と米政権の制裁などにより経済が破綻。国際通貨基金（ＩＭＦ）によると、２０１９年にはマイナス３５％まで経済成長率は落ち込んでいた。 　マドゥロ氏は「国を挙げた努力と（米国への）集団的抵抗により、ベネズエラは２１年、経済戦争が始まって以来初めて成長した。産業、商業、実体経済が発展しており、それが国民に良い影響を及ぼしている」と強調した。ただ、具体的な数字には触れなかった。　【時事通信社】