文科省、「オミクロン接触者受験不可」撤回＝岸田首相指示受け、末松大臣会見へ

　文部科学省は２７日、大学入試での新型コロナウイルス対策について、変異株「オミクロン株」の濃厚接触者となった場合は受験を認めず、追試験で対応するよう各大学に求めた指針を撤回する方針を固めた。同日午後、末松信介文科相が記者会見して発表する。 　岸田文雄首相が２６日、受験機会を確保する方策を検討するよう文科省に指示していた。　 　文科省は当初、コロナの濃厚接触者であっても、ＰＣＲ検査の結果が陰性で受験当日に無症状などの要件を満たせば、別室での受験を認めるとの指針を示していた。しかし、政府がオミクロン株の濃厚接触者に１４日間の隔離を要請したことを受け２４日、同株の濃厚接触者については認めないよう指針を改定した。（了）【時事通信社】