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数年前から通院か=谷本容疑者、間取り熟知―大阪ビル放火


 大阪市北区の雑居ビルに入るクリニックで25人が死亡した放火殺人事件で、患者の谷本盛雄容疑者(61)が数年前からこのクリニックに通院していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警天満署捜査本部は、クリニックの間取りなどを熟知した谷本容疑者が、内部の人が逃げられないよう計画して事件を起こしたとみて調べている。  ホームページによると、火元となった「西梅田こころとからだのクリニック」は2015年10月に開院した。  捜査関係者によると、谷本容疑者は数年前からこのクリニックに通院しており、今年11月にも受診していたことが分かった。事件後、ビル内で見つかった財布には、同容疑者名義の診察券が入っていた。関係先からはクリニックの名前が書かれた薬の袋のようなものも見つかった。  谷本容疑者は、エレベーター前と非常階段に通じる扉の前にガソリンをまき放火。2カ所しかない出入り口を封じる目的だったとみられる。  クリニックは中央付近にあるドアを挟んで、出入り口に近い待合室などと、診察室などがある奥のスペースに仕切られていた。事件直後、谷本容疑者はただ一人、待合室側のドア手前で倒れており、奥のスペースで26人が発見された。逃げられないよう閉じ込めていた疑いがあるという。  クリニック内にあった消火栓の扉の隙間には、気密性を高めるため建築現場などで使われる接着剤のようなものが付着されていた。事件当日、非常階段の扉に粘着テープの目張りがされているのも見つかっており、府警が関連を調べている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕火災のあった雑居ビル=22日、大阪市北区
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