世羅、１１度目Ｖなるか＝男女制覇狙う仙台育英―全国高校駅伝

　師走の都大路を駆ける全国高校駅伝が、たけびしスタジアム京都を発着点とするコースで２６日に行われる。第７２回の男子は７区間４２．１９５キロ、第３３回の女子は５区間２１．０９７５キロで争う。昨年は世羅（広島）が男女そろって優勝。今年は仙台育英（宮城）が同校３度目の男女優勝に挑む。 　【男子】連覇が懸かる世羅は昨年のメンバー５人が残り、森下、塩出、コスマスら３年生が盤石だ。地力を発揮すれば、最多優勝回数を１１に伸ばす可能性は十分。同校が２０１５年にマークした大会記録２時間１分１８秒の更新も視界に入る。 　仙台育英は５０００メートルの平均タイムが出場校トップ。いずれも１万メートルで２８分台の記録を持つ吉居、堀、ボニフェスの３本柱を強みとする。 　洛南（京都）と学法石川（福島）は悲願の初優勝を目指す。洛南は１５００メートルと５０００メートルの高校記録保持者、佐藤を擁する。学法石川は５０００メートルが１３分台の選手を４人そろえるなど層が厚い。 　【女子】仙台育英は今年も日本選手だけで臨む。都道府県大会は全体トップタイムの１時間７分１２秒。米沢と杉森を軸に、昨年１区で２位の山中が復調すれば、２年ぶりの優勝が見えてくる。 　ライバルとなりそうなのが３年ぶりの頂点を狙う神村学園（鹿児島）。ケニア出身の留学生、カリバは２区または５区で起用される見込みだ。（了）【時事通信社】