ハーバード大教授に有罪評決＝中国「千人計画」で虚偽説明―米

　【ニューヨーク時事】米東部マサチューセッツ州ボストンの連邦裁判所の陪審は２２日までに、中国の海外人材誘致事業「千人計画」に参加しながら、米当局に虚偽の説明をした罪などに問われていた、ハーバード大教授でナノテクノロジーの権威として知られるチャールズ・リーバー被告（６２）に対し、有罪評決を下した。量刑は後日言い渡される。 　米司法省によると、リーバー被告は２００８～１９年、ハーバード大で米政府から１５００万ドル（約１７億円）以上の研究助成金を受けながら、少なくとも１２～１５年にかけて「千人計画」に参加。中国の大学からも月最大５万ドル（約５７０万円）の給与などを受け取っていたにもかかわらず、計画への参加や収入を隠し、米当局に虚偽の申告をした。　【時事通信社】 〔写真説明〕米ハーバード大のチャールズ・リーバー被告＝１４日、マサチューセッツ州ボストン（ロイター時事）