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ポケットに催涙スプレー=谷本容疑者、妨害に備える?―大阪ビル放火・府警


 大阪市北区の雑居ビル放火殺人事件で、火元のクリニックの患者、谷本盛雄容疑者(61)が催涙スプレーとみられる容器2本を、着衣のポケットに入れていたことが22日、大阪府警天満署捜査本部の調べで分かった。放火を妨害された場合に備えて用意した可能性があり、府警は強固な決意で事件を起こしたとみて調べている。  火災は17日午前10時20分ごろ、4階の「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。谷本容疑者は1人で来院し、受付近くで紙袋二つを蹴り倒し、漏れ出た液体にライターで火を付けた疑いが持たれている。府警によると、スプレーは搬送時に着ていた服のポケットから見つかった。  谷本容疑者が住んでいたとみられる同市西淀川区の住宅からは、36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件の発生から2年を報じる今年7月の新聞記事や、3月に徳島市でアイドルグループのライブ会場が狙われた放火事件などの記事が見つかっている。  谷本容疑者は1年以上前にこの住宅に住んでいたが、最近になって再び戻ってきたとされる。新聞記事はその際に持参したとみられ、府警は同容疑者が放火事件に極めて強い関心を示していたとみている。  京アニ事件では、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告(43)がガソリンをまいて放火したとされる。谷本容疑者は11月下旬、住宅近くのガソリンスタンドでガソリンを10リットル購入。ビル火災の現場からは油の成分が検出されており、紙袋から漏れ出た液体はガソリンだった可能性がある。府警は、谷本容疑者が京アニ事件をまねて事件を起こした疑いがあるとみて調べている。(了)【時事通信社】
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