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大嶺「壊れるまで投げたい」=中日の育成選手で再出発―プロ野球


 プロ野球ロッテに15年在籍して戦力外となった大嶺祐太投手(33)が、中日の育成選手として再出発する。一時は引退も頭をよぎったというが、「体は万全。まだできる」と現役続行を決断。「残り少ない野球人生の中で、機会を与えてもらった。体が壊れるまで一生懸命、ドラゴンズのために投げたい」。強い覚悟をにじませている。  沖縄・八重山商工高時代、本格派右腕として春夏の甲子園で活躍。高校生ドラフト1巡目で2007年にロッテに入団した。先発や救援で通算129試合に登板し、29勝35敗、防御率4.72。19年1月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)と鏡視下滑膜(かつまく)切除手術を受け、今季は4年ぶりに勝利投手となったが、8試合の登板にとどまった。  早々に獲得に乗り出したのが中日だ。加藤宏幸球団代表によると、新任の落合英二ヘッド兼投手コーチから推薦があった。落合氏はかつてロッテで投手コーチを務め、大嶺が自己最多の8勝を挙げた15年も指導。「また一緒に野球ができる喜びがある。よく怒られていたので、怒られないように頑張りたい」。同じチームで再会できることになり、表情を緩ませた。  右肘手術からの復活途上で、「再生できるという判断」と加藤代表。大嶺も「今年はキャンプから体が痛くなることはなかった。けがをした後の方が、感じがいい」。力強い直球をアピールポイントにするつもりだ。  背番号は「211」で、まずは支配下登録を勝ち取るのが目標。「しっかりと練習してキャンプに臨みたい。ロッテにいい恩返しはできなかったが、中日で頑張っている姿を見せたい」。穏やかな口調の裏で、静かに闘志を燃やしている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕中日と育成選手契約を結び、記者会見に臨んだ大嶺祐太投手=13日、名古屋市の球団事務所 〔写真説明〕中日に育成選手で入団し、記者会見する大嶺祐太投手=13日、名古屋市の球団事務所
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